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シャイロックの子供たち(小説)

シャイロックの子供たち (文春文庫)
池井戸 潤
文藝春秋
売り上げランキング: 7,270

作品名:シャイロックの子供たち
発表:2008年(文春文庫)
著者:池井戸潤
あらすじ:
ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪…!?
“たたき上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上らない成績…事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。
銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮すことの幸福と困難さに迫った傑作群像劇。
(以上、Amazonより引用)

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銀行員小説のジャンルを切り開いた池井戸潤氏の初期の名作。
登場人物ひとりひとりのバックボーンまで丁寧に描かれている。

人間ドラマが主体の群像劇であるが、
複数視点より多面的に、謎が明るみになるときの爽快感を作り出すためには、
ある程度は人物たちに定まった行動を取らせなければならない。
本作はその両立が成立されていると感じた。

本作は文庫版を読んだのだが、まずストーリー展開の速さに驚いた。
各人物エピソードは10P前後にも関わらず、物語は足踏みすることがない。
かと言って文量が多いか、と言ったらそうでもない。
それは人物の掘り下げがしっかり書かれているからこそ、
簡潔な文量でも読者に納得感・満足感を与えるのかもしれない。

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<関連お勧め作>

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はじめて読んだ池井戸潤作品。
実際の事件を題材にしながらも社会派だけに終わらず
爽快なエンターテイメントに仕上がっている。
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by 3G_gi_gei_go | 2015-05-22 01:11 | 作品紹介(小説) | Comments(0)

様々なジャンルの群像劇作品を紹介します。更新完了。


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