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やみなべの陰謀(小説)

やみなべの陰謀 (電撃文庫)
田中 哲弥
メディアワークス
売り上げランキング: 1,217,434


作品名:やみなべの陰謀
著者:田中哲弥
発行:1999年(平成11年)
あらすじ:
 「独立した、ジャンルも違う5つの短編が実は巧妙に絡み合わされ、ひとつの長編を構成する」田中哲弥の壮大な構想に基づき始まった雑誌連載に大幅な加筆、修正を加えた(いや、そうしないと話のつじつまが合わなかったわけではない。決して)必見の最新作、ついに登場!ある日突然、普通の大学生栗原守のもとに届けられた千両箱。これは果たして何者が、何の目的で彼に届けたのか!?「千両箱とアロハシャツ」「ラプソディー・イン・ブルー」「秘剣神隠し」「マイ・ブルー・ヘヴン」「千両は続くよどこまでも」、計5編を収録。
(以上、表紙より) 

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 元々は吉本興業の台本作家であった著者ということで、
「大阪」と「大阪ギャグ」がいわゆる「大阪的」に表現されている作品。

しかし全てが大阪ノリではなく、世紀末の世相も反映されているのか、
バッドエンディングの短編も複数あり、緩急が効いている。

あらすじにもある通り様々なジャンルの短編連作による
時系列シャッフル型の群像劇。ライトノベルであるため読みやすい。

最近(といっても2006年〉にはハヤカワ文庫で再販されている。
さらに同じジャンルシャッフル型の新作(といっても2006年)も
発売されているではないか。(下の関連作品のことです)

著者の特徴としてあげられるのはその文体だろう。
限りなく口語に近い文章。未改行で挿入されるセリフの応酬などなど、
人を選ぶ文体であることは確かだ。
はじめはとっつきにくい感もあるかもしれないが
慣れればそれが逆に癖になるだろう。

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<関連作品>

ミッションスクール (ハヤカワ文庫JA)
田中 哲弥
早川書房
売り上げランキング: 614,761

電撃文庫版しか持っていなかったので
今回はじめて知った。

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by 3G_gi_gei_go | 2015-10-14 23:54 | 作品紹介(小説) | Comments(0)

様々なジャンルの群像劇作品を紹介します。更新完了。


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