2016年 01月 13日
寝ずの番(映画)
作品名:寝ずの番
発表:2006年・日本
スタッフ:
監督:マキノ雅彦
脚本:大森寿美男
出演:中井貴一、長門裕之、岸辺一徳、笹野高史、木村佳乃ほか
あらすじ:
バチが当たるほど面白い!
上方落語の一門で師匠、一番弟子、おかみさんが次々と亡くなり、
それぞれのお通夜の席で“寝ずの番”をする弟子や故人ゆかりの
温かい仲間たちが、悲喜こもごもの思い出話に花を咲かせる人情物語だ。
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普通の一般庶民が人生で最も注目を浴びる日は
「結婚式」と「葬式」であるとされる。結婚式は分かるが
葬式は、本人が死んでいるため「人生で」とはならない。
それだったら「生まれた瞬間」の方が(物心はないが)
まだ「人生で」感がある。
それはさておき本作は、人生最後の晴れ舞台(?)
であるお葬式の中でも、お通夜の最後に朝まで
起きるシキタリである「寝ずの番」中に、故人の
様々な思い出話を繰り広げる。
感謝話もあれば恨み節もあるだろう。故人と話者のみ
しか知らない話なども飛び出して、初めて知った、と
なるのも寝ずの番の乙なところである。例えとして
あまり良くないが、故人が、数々のエピーソードの
マクガフィンとなっている、と言えなくもない。
しかし本作のエピーソード。そのほぼ全てが猥談だ。
しかも極めてストレートな隠語が飛び交うエロ話である。
卑猥な言葉・話を好まない人には合わない。
家族で見るのも、子供に見せるのもよろしくないだろう。
粋と洒落を好む大人の男にはぴったりの作品。
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<関連作>
KADOKAWA / 角川書店 (2012-10-01)
売り上げランキング: 26,880
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中島らも原作の小説。
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by 3G_gi_gei_go
| 2016-01-13 00:50
| 作品紹介(映画)