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残像(小説)

逆行の夏──ジョン・ヴァーリイ傑作選 (ハヤカワ文庫SF)
早川書房 (2015-09-09)
売り上げランキング: 93,332

作品名:残像
著者:ジョン・ヴァーリィ(翻訳:内田昌之)
発行:(原作)1978年(翻訳)1980年
あらすじ:
 世界恐慌から逃れるように西海岸を目指し、
 日本へ密航しようと考えたわたしは、
 道中、視聴覚障害者たちの暮らすコミューンに滞在する。


私は上記「逆行の夏」に収録された作品「残像」を読了した。
読了した瞬間「これはすごい作品だ」と口から飛び出した。

とにかく感動した。自分でも意外なほどに。(感動=泣いた)でなく(感情が動いた)だ。
いきなり今まで読んだ小説のフェイバリット10(いや、5!)に入りこんできた。
 
「すごい」とか「感動した」という曖昧な言葉だけで
具体的に「なにがどうすごいのか」とか「どこがどう感動したのか」を知りたいと思うが、
どうも説明できない。とにかくすごい。

これは「自分の好きな音楽がどう好きなのか」を説明することに似ているかもしれない。
音楽を好きになるのに理屈から入る人は稀だろうから。

そういうことで委細の説明はしない。これが本作に対する正しい説明かもしれない。
なぜなら本作は文字や言葉以外の言語を、文字や言葉で表現している作品だからだ。

エビデンスと説明責任とSNSが跋扈する昨今。
文字や言葉の緊張感が益々張り詰めているように感じる近年。
本作を読んで、文字や言葉が本来持っていた無限に広がる自由な世界を堪能してほしい。

だめだ(いつもながら)あたまごちゃごちゃだあ。


<関連作>
バービーはなぜ殺される (創元SF文庫)
ジョン ヴァーリイ
東京創元社
売り上げランキング: 550,348

『バービーはなぜ殺される』はゴリゴリのSFエンタメで、
「逆行の夏」にも収録されている短編の推理小説。

 SNSによって迫りつつある意思統一時代に向けた
 一つの道しるべになりえるかもしれない。なーんて。

 だめだあたまごちゃごちゃだあ。



by 3G_gi_gei_go | 2018-11-12 23:08 | 作品紹介(小説) | Comments(0)

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