群像劇パーティ!

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化物語 Blu-ray Disc Box
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アニプレックス (2011-12-21)
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物語シリーズ セカンドシーズン 猫物語 白、傾物語、囮物語、鬼物語、恋物語、花物語 完全生産限定版全12巻セット [マーケットプレイスBlu-rayセット商品]

作品名:物語シリーズ セカンドシーズン
発表:2013年・日本
スタッフ:
 原作:西尾維新
 総監督:新房昭之
 監督:板村智幸
 出演:神谷浩史、斎藤千和、堀江由衣、花澤香菜ほか
あらすじ:

とある日本の田舎町に住む高校生・阿良々木暦は、春休みに襲来した

吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードに

襲われたことで吸血鬼の体質を持つ人間となった。それからの半年間、

阿良々木暦は様々な怪異に関わった少女たちと出会い、その事件を

解決していった。夏休みが明け、私立直江津高校にも二学期が訪れ

ようとしていた。怪異を克服したはずの少女達に新たな「怪異」が襲来する。

(以上Wikipediaより)



ゼロ年代作家の代表・西尾維新 原作のTVアニメ。
化物語、偽物語+猫物語(黒)につづく第三期。

『猫(白)』『傾』『囮』『鬼』『恋』『花』それぞれで、
単独のキャラクター一人に焦点を当てて描かれる。

各話の時間軸をクロスさせ、時系列をシャッフル
させている。そのため話の節々に、別話での出来事が
からんで、ストーリーを層的に見せている。すべてのシリーズを
見て、ネットなどで時系列を調べれば、全体の流れが分かり
より深く楽しむことができる。

じゃあ調べなかったら楽しめないかと言えばそういうわけでない。
話の節々で分からない場所が出てくるのは確かだが、それを補うほどに
『魅せ』てくれるのは、映像の演出と声優の演技のすばらしさ。
過剰なまでの演出的演出と演技が、心地よい視聴を可能にしている。

とはいえ深く楽しむには最初から見るに限る。
まずは『化物語』から見るのがおススメ。



<関連作>
化物語(上) (講談社BOX)
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西尾 維新
講談社
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# by 3G_gi_gei_go | 2017-03-08 00:00 | 作品紹介(その他) | Comments(0)

バベル(映画)

バベル [Blu-ray]
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ギャガ・コミュニケーションズ (2012-07-03)
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作品名:BABEL
発表:2006年・アメリカ
スタッフ:
 監督:
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
 脚本:
ギジェルモ・アリアガ 
 出演:
ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、役所広司、菊地凛子ほか
あらすじ:

 仲を修復しようとモロッコ旅行をする夫婦が乗る観光バスに銃弾が撃ち込まれる。
 ベビーシッターは結婚式のため、面倒を見ている子供2人を連れてアメリカから
 メキシコを越える。そして日本では聾の女子高生が普通の生活をしたいと、
 つづけていた。


場所の違う場所で起こる出来事が少しだけ絡み合う群像劇だが、
最後に一本になる、とはならない。テーマ指向の群像劇。

時間軸も少しづつずらされている。本作のテーマは人と人とのつながり。
バベルの塔の罰として、人々の言葉がバラバラにされた通り、
言葉の通じない人々がどうやってつながっていくか、いけないかが表現される。

各話がどうつながっていくのか、を楽しみたい群像劇ファンには
少々物足りないかもしれない。


<関連作>
シリアナ [DVD]
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ワーナー・ホーム・ビデオ (2006-07-14)
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バベルと同じような構成の群像劇作品。
キャッチコピーは『全部、つながっている』。
で、タイトルがシリアナ。。。




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# by 3G_gi_gei_go | 2017-03-01 00:00 | 作品紹介(映画) | Comments(0)

夜警(絵画)


作品名:夜警
作家:レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン
発行:1642年・オランダ


集団肖像画というジャンルの画がある。
市井の人々が比較的有名な画家に肖像画を描いてもらうことは、
難しかった。それは金銭的な問題によるところがほとんど。
宮廷画家に依頼するともなれば、それこそ宮廷に住まう人々が
払うような額で依頼しないといけない。そもそも宮廷画家は
庶民ひとりの肖像画などそうやすやすとは受けぬだろう。
そこで人々は考えた。一枚のキャンパスに一人を書くのでなく、
一枚に複数人を描いてもらうのだ。お代は描いてもらう人々が
皆で出し合うことで、一枚に一人描くよりも安くで依頼できる。

そうして集団肖像画はその時代に大流行した。主に組合単位で、
同額で集金したお金を支払い、大きめのカンバスに皆の肖像を
描いてもらう。
もちろん一人用の肖像画のように正面をきちんと向き、
皆平等に支払った分の通り、皆平等のサイズで描いてもらう・・・

・・・のが、集団肖像画のルールだった。
しかし本作『夜警』は違った。大きく違った。
人々の大きさはバラバラで、しかも向いている方向もバラバラだ。
しかしそれでこそ、この画はピタリと収まった統一的構図を醸している。
一枚の画として大完成に至っている。
それまでの集団肖像画のルールからは、明らかな逸脱だったにも関わらず。
皆平等に支払ったにも関わらず。
(実際は、中心に描かれたフランス・バニング・コック隊長と隣の
ウィレム・ファン・ラウテンブルフ副隊長は、こっそり多めに
払っていた)

肖像画と言えば、普通は写真っぽく、正面をむいて無表情なものが多いが、
本作は構図に凝り、ポージングに凝り、配置に凝っている。
そして後年着けられてしまった名前『夜警』が加わることで、
今から、彼ら勇敢なる市民隊が市民の安全のために夜間警邏に向かおうとしている、
そんなドラマが浮かび上がる。彼ら市民一人ひとりに物語があるように見えてしまう。

当時すでに富と名声を手に入れていた光と影の画家・レンブラント。
そんな彼がどうしてこのような、斬新な構図の集団肖像画を描いたのか。

1.挑戦。「俺は集団肖像画をこんな構図で描きたいんだ!」という野心。
2.プライド。「このレンブラント様が、庶民ごときに依頼された仕事なんぞ、
  そうほいほいと出来るか!」という傲慢。

1でも2でも、発表後の世間の評判を見れば理由がつく。
「絵画的」と称賛される一方で、クライアントの意に反したとして批判もされた。
後年の没落ぶりから言って後者が強かったようにも思えるが、なんともいえない。

そう考えると1と2、双方を複雑な心境で内包していたのかもしれない。
そう考えなければ現在も名画・傑作として残らなかったのではないか。
アムステルダム国立美術館にも展示されなかったのではないか。


<関連作>
Kadokawa Art Selection  レンブラント  光と影のリアリティ
熊澤 弘
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-02-25)
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# by 3G_gi_gei_go | 2017-02-22 00:00 | 作品紹介(その他) | Comments(0)

ひかりごけ(小説)

ひかりごけ (新潮文庫)
武田 泰淳
新潮社
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作品名:ひかりごけ
著者:武田泰淳
発行:1954年(昭和29年)
あらすじ:
雪と氷に閉ざされた北海の洞窟の中で、生死の境に追い詰められた人
間同士が相食むにいたる惨劇を通して、極限状況における人間心理を
真正面から直視した問題作『ひかりごけ』。


本作の構成は独特極まりないものである。

前半は天然記念物の『ひかりごけ』を取材しにきた「私」に、
地元の中学校長がペキン岬の惨劇の話を『おかしくてたまらぬ風に』話す。
そしてこの惨劇を年若きS君が『小説的に』書いた郷土史の一項が記される。

後半は脚本風となる。括弧内のト書きと、人物名とセリフが最終ページまで
続くのである。内容は上記の惨劇の始終と、その後の裁判風景だ。
そして本作が最も、群像の輝き増したるは後半の脚本風小説場面である。

食人の罪で裁かれた唯一の生き残りである船長と、死んだ船員・八蔵と五助、
そして最後まで生きて生死の極限を見た少年・西川。彼ら四人がくりひろげる
遭難小屋での状況描写。そしてその後の裁判での、被告人・船長の描写。

脚本は映像的表現のための材料であるが、本作はあくまでも小説。
小説として、本作を核心部分を表現するため、後半の脚本風描写が功を奏している。

脚本は基本的にほとんどをセリフで表現される。ト書きで動きを示すが、
これらを十二分に表現発揮するのは役者の領分だ(と思っています)。

本作は脚本表現をもちいることで人物から、行為を分離させることに成功している。
船長の犯した食人の罪は、船長のキャラクターやバックボーンとはなんの関係もない。
これは舞台上で表現されたことだけが全てである演劇の、脚本表現によって見事に
表されている。

断罪されうる憎むべき行為が、しかし船長という登場人物に紐付かれずに、
ただそこにあっただけであり、それを私が読んだだけである、という心地よい
距離感のある読み方ができた。
キャラクターに肩入れしないで物語に没入することができるという、
満足する読後感を味わうことが出来た。

それだけで素晴らしい。


<関連作>
野火 (新潮文庫)
野火 (新潮文庫)
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大岡 昇平
新潮社
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# by 3G_gi_gei_go | 2017-02-15 00:00 | 作品紹介(小説) | Comments(0)

悦ちゃん(小説)

悦ちゃん (ちくま文庫)
獅子 文六
筑摩書房
売り上げランキング: 26,062

作品名:悦ちゃん
著者:獅子文六
発行:1937年(昭和12年)
あらすじ:
悦ちゃんはお転婆でおませな10歳の女の子。ちょっぴり口が悪いのはご愛嬌、
歌がとても上手で、周りのみんなも目が離せない存在。早くに母親を亡くして、
のんびり屋の父親と二人で暮らしているが、そこへ突如、再婚話が持ち上がったから、
さあ大変。持ち前の行動力で東京中を奔走、周囲を巻き込みながら最後は驚きの事件が!
ユーモアと愛情に満ちた初期代表作。
(文庫・背表紙より)

昭和の流行作家・獅子文六の初の新聞小説。
昭和11年7月~昭和12年1月に報知新聞上で連載された。

悦ちゃんを中心にした大人たちの思惑が絡まり合い、
ストーリーはまったく予想にしない方向に進む。
次は一体どうなるのか気になり、ページをめくる手が止まらない。
特に後半の畳み込みはすさまじい。

少々トリッキーな展開もなくはないが、それもまた新聞小説の一興であろう。
リアルタイムに新聞で読んでいた人々は続きが気になって仕方がなかったに
違いない。テレビのない時代、新聞が娯楽も担っていた時代。
それほどに新聞小説は強いパワーを持ったコンテンツだったのだろう。

作中に描かれる戦前の東京。WW2手前の時代であるが、情景は鮮やかさと
エネルギーに満ちている。円タク、銀ブラ、昔ながらの江戸っ子などの
ノスタルジーな風俗はモチ出て来るが、ほかにも、セーラー服を着て
女学生コスプレをする20代前半のシャンな女性や、子役アイドルとして
歌手デビューする小学生など、昨今のサブカル界隈でよく見る展開が
約80年前にもすでに繰り広げられるのが面白い。
昔から変わっていないというか、昔からこういうのがお好きということだろうか。


<関連作>
娘と私 (ちくま文庫)
娘と私 (ちくま文庫)
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獅子 文六
筑摩書房
売り上げランキング: 262,401

連続テレビ小説第1作の原作。



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# by 3G_gi_gei_go | 2017-02-08 00:00 | 作品紹介(小説) | Comments(0)
オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(字幕版)
(2015-11-01)
売り上げランキング: 115,618

作品名:オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分
発表:2015年・英
スタッフ:
 監督:スティーブン・ナイト
 脚本:
スティーブン・ナイト
 
出演:トム・ハーディほか
あらすじ:

ヨーロッパ最大規模のビル建設に伴う基礎工事を明日に控えた
工事責任者のアイヴァン・ロックは、帰路とは反対方向に車を走らせる。
ハイウェイを走る車のなかで様々な人びとに電話を掛けながら、
やるべきことに正面から向き合うため、一人ロンドンへ向かう。

ワンシチュエーションムービー。
本作は全編、車のなかであり、登場人物は運転する主人公のみ。
他の人々は姿を見せず、電話の向こうの声のみである。

彼が電話を架ける主な人物は、上司、部下、家族、そして不倫相手の4箇所。
主人公は自他共に認める義直で仕事一筋の石部金吉。
だからこその一夜の過ち。そしてこの夜の行動。

明日の大仕事も失敗させない、家族との絆も失わない。
そして新しい命も守る。正面から向き合えばきっと上手くいくと信じている。
それは彼がビルの基礎工事を仕事にしていることも、バックボーンとして効いている。

ビルの基礎工事が少しでもずれたら、上に建つ高層ビルは簡単に
倒れてしまう。手を抜くような仕事をするなと部下に叱責する主人公。
しかしその言葉は、今の彼自身への言葉でもあり上手い表現となっていた。

一人芝居の演技を愉しむ映画だ。


<関連作>
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア [DVD]
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント (2015-12-16)
売り上げランキング: 4,061




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# by 3G_gi_gei_go | 2017-02-01 00:00 | 作品紹介(映画) | Comments(0)
ぼくたちの好きな戦争 (新潮文庫)
小林 信彦
新潮社
売り上げランキング: 288,730

作品名:僕たちの好きな戦争
著者:小林信彦
発行:1986年(昭和61年)
あらすじ:
たのしい戦争、ゆかいな戦争、一度やったらやめられない―。
束の間の大勝利に酔い、大戦のノリを満喫する東京・下町の和菓子屋一家。
辞世の歌でギャグ合戦を展開する南の島の兵士たち。そしてアメリカ海軍の
少尉の手になる抱腹絶倒の近未来小説。めまぐるしく舞台を移しながら、
戦争は際限なく喜劇として描かれてゆく。あらゆる手法を駆使し、
笑いと仕掛けで構築したポップ戦争巨編。

(背表紙より)

私は小林信彦が大好きである。好きすぎて読み渋りするほどである。
というわけで本棚には〈わざと〉積読している氏の作品があと数冊ある。
そのなかで群像劇な作品は都度都度紹介する予定だ。

そんなわけで本作・僕たちの好きな戦争。
なんというか氏の文体をもってしても舞台の時間と、人物の視点が
目まぐるしく飛び回り、さらにはかなりのページを割いた作中作がぶちこまた結果、
全編を通した煩雑さをかもし、いささか混乱しながら読んだ。

しかしこの混乱こそ、戦時中の銃後の人々の暮らしそのものだったのだろうか。
空襲で家は焼かれ、家族や近所の人々はいなくなり、明日が今日の延長線上に
乗っていない日常を過ごす人々の心理状態。それこそ本作の全体に流れている。

なにかのエッセイで作者が、本作は難産だった旨を記していた。
それもまた心地よい混乱を来す読後感をかもす要因かもしれない。

(余談だが本作2冊買ってた)

<関連作>
2001年映画の旅―ぼくが選んだ20世紀洋画・邦画ベスト200
小林 信彦
文藝春秋
売り上げランキング: 832,108





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# by 3G_gi_gei_go | 2017-01-25 00:26 | 作品紹介(小説) | Comments(0)

感情8号線(小説)

感情8号線 (祥伝社文庫)
畑野 智美
祥伝社 (2017-01-12)
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作品名:感情8号線
著者:畑野智美
発行:2015年(平成27年)
あらすじ:
荻窪で暮らす劇団員の真希はバイト仲間に片思い中。彼には彼女がいるのに
思いを断ち切れない。八幡山で同棲中の絵梨は彼に暴力を振るわれているが、
今の生活を手放せない。二子玉川の高級マンションに住む専業主婦の芙美は
夫の不倫に苦しんでいる。同じ道沿いに暮らしているのに、恋愛も悩みも
人生もみんな違っていて……。幸せへ遠回りしてしまう女性たちの六つの物語。
(文庫・背表紙より)

2017年1月からの連続ドラマ化に合わせて文庫化したものを読了。

上記あらすじで説明完了しているが、一本の幹線道路をマクガフィンとして
6人の女性視点を各1話とした全6話の短編集。しかし登場人物はすべての話で
つながりをもっており、短編集というよりは章分けの長編と言った印象。

環状八号線の沿線のそれぞれの街。道一本でつながっているにも関わらず、
メインの移動手段である、電車で考えてしまうと実は遠い。
『近いのに遠い』それぞれの街。『まっすぐ行けずに遠回りしてしまう』それぞれの街。
本作ではその描写をそれぞれの話でくりかえし表現している。
それは地理的なものだけでない暗喩のようにも読めてくる。

性格の違う女性6人+脇役数名を、細かな所作表現・描写で
書き分ける筆致は見事。実際の地名や、人物の過去・背景もしっかりと
書かれているため、登場人物はどれも説得力を持って毎日を生きていると感じる。

いわゆるオーソドックスな群像劇。


<関連作>
運転、見合わせ中
運転、見合わせ中
posted with amazlet at 17.01.16
畑野 智美
実業之日本社
売り上げランキング: 386,529


海の見える街 (講談社文庫)
畑野 智美
講談社 (2015-09-15)
売り上げランキング: 63,122




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# by 3G_gi_gei_go | 2017-01-18 00:00 | 作品紹介(小説) | Comments(0)

カルテット!(小説)

カルテット! (河出文庫)
河出書房新社 (2016-07-01)
売り上げランキング: 181,084

作品名:カルテット!
著者:鬼塚 忠
発行:2010年(平成22年)
あらすじ:
「そこにぼくの音楽があるんです!」
バイオリニストとして将来を有望視されている中学生の開。
ところが家族はバラバラで崩壊寸前だった。ある時、家族で
カルテットを組んで観客を前に披露することに——。
家族の絆、音楽、そして淡い初恋……。心温まる涙と感動の
青春&家族物語。


名前の通り、四重奏(カルテット)を演奏する4人の群像劇。
普通のカルテットとちょっと違うのは、その4人が家族であること。

一姫二太郎の4人家族がカルテットを通して、お互いの気持ちを知り、
想いを発見し、絆を深めていく王道的物語。
主人公は二太郎の開だが、失業の父や、やさぐれ中の長姉、そして
母親と、随所に視点を切り替えて、各人のバックボーンを描くことで
話に深みを増している。

「心温まる」のうたい文句の通り、最後は王道的感動が待っている。
(その後の物語がちょっと心配な気もするが・・・)


<関連作>
カルテット!~Quartet!~ [DVD]
松竹 (2012-06-08)
売り上げランキング: 93,312

映画化もしたようですね。
「カルテット」って映画は複数ありますが、
剛力彩芽=今回の
袴田吉彦=久石譲監督
ってことで。




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# by 3G_gi_gei_go | 2016-08-31 00:21 | 作品紹介(小説) | Comments(0)

クラッシュ(映画)

クラッシュ [Blu-ray]
クラッシュ [Blu-ray]
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東宝 (2012-02-24)
売り上げランキング: 14,485

作品名:クラッシュ
発表:2004年・アメリカ
スタッフ:
 監督:ポール・ハギス
 脚本:ポール・ハギス、ボビー・モレスコ
 出演:サンドラ・ブロック、マット・ディロン、ドン・チードルほか
あらすじ:

ハイウェイで起きた交通事故(クラッシュ)をきっかけとして、
その前後で起きた出来事を、様々な人物から描いた群像劇作品。
第78回アカデミー賞作品賞受賞。

オーソドックスな群像劇。

登場人物を貫くテーマ(つまり本作のテーマ)は人種差別である。
黒人・白人にとどまらずアジア人、ヒスパニックなど様々な人種が
関わり、いざこざや絆をつなげていく作品。

生粋的土着民族が主軸を担っていない多民族国家・アメリカで、
言葉が通じなかったり、風習が違ったり、姿かたちが違ったりするのは、
当然至極のことなのだろう。それにより、お互いの意思の疎通に齟齬が
生じ、ボタンの掛け違いが生じ、群像劇的な物語が動き出す。勘違いや
行き違いは群像劇のセオリーであり、生命の危機による団結もまた、
群像劇のセオリー。アメリカ国家がいわば群像劇を作りやすい壌土なの
かもしれない。

しかしアメリカ警察の現実での黒人差別は、最近でもニュースとかで
聞きますね。その状況を詳細に見せたのが、本作の取り調べのところ
なのだろうか。現実のニュースがフィクションにリアリティの増して、
いつ撃つか/撃たれるかと、ひやひやしながら見てました。


<関連作>
SIX PACKS
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HERMANN H. & THE PACEMAKERS
イーストウエスト・ジャパン (2001-10-24)
売り上げランキング: 75,908

全然関連していないけどヘルマンエイチアンドザピースメーカーズ。
全然関連してないけど「クラッシュ」て曲が入ってるんだ。




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# by 3G_gi_gei_go | 2016-08-24 00:18 | 作品紹介(映画) | Comments(0)

様々なジャンルの群像劇作品を紹介します。更新完了。


by Wonder_Style_3G